金星のお話し
地球に大きさが似ていて近所にある星の金星。金星についてのあまり知られていないお話し。
宵の明星、明けの明星として知られる金星、朝と夕方の太陽が昇り沈む前に登場する星、つまり「トワイライト・スター」。人類が太陽系の外洋へ探査機を送る時にいつも利用する星です。

木星へ行くには金星経由のほうが早く行くことができるのです、これは金星と太陽の引力を同時利用(スイング・バイ)するからです。金星の1年間は224日で「一日は243日」なのです
え〜? なんて思う人もいるでしょうね。
金星はなんと、地球とは逆に回転していて1回自身で回転するのに243日もかるということです。だから金星ではなかなか太陽が沈まないのですね。(だから水星より熱い)

日面通過時の太陽と比較できる金星
金星を日面通過時に太陽と比較すると、太陽は地球に比べていかに大きいかということを意識できる瞬間です。日面通過とは地球と太陽の間に金星がくることです。
なんで明け方と夕方?
では何で金星は明け方と夕方しか登場しないのでしょう?
それを口で説明するのは実は難しいのです。一言で言うと
地球の軌道より金星は内側にあるため
です。我々は星を見る場合はほとんどが地球より外にある惑星を見ますよね、夜にすっきり見えるのです。でも水星と金星は内側にあるため、太陽が見る時に邪魔をするんです。
解りやすい写真を左の様に作っておきました。
左のように地球から見て太陽の向こうに金星がある場合のみ、満月ならぬ「満金」フル・ビーナスが見えるのです。
これひとつとっても面白い現象と思います。
その場合、地球に太陽の陽が当たっている場所では、まぶしくて金星など見えませんが、朝と夕方だけ太陽だけが遮られ金星が見える位置に来るのです。地球からは「満金」はなかなか観測できません、というより見れないに近いわけです。(数十年に一度)
だから地球から撮影された「まん丸の金星の写真」はネット上には無いですよ、どこかは欠けて見える、それが金星なのです。
尚、地球と金星では軌道の傾きが違うためもっと複雑な現象が起きます、上での説明は最もわかりやすくしたケースです。
内合・外合の関係

地球から見た金星の目線
NHKが実験で見せていた地球から見える金星のテスト図です
真中が太陽です、太陽の周りをまわっている金星がどう見えるかは、この太陽の反射して地球に見えている部分です。
太陽の向う(外合)にあるともちろん見えませんが、外合でも横にある時に満金に近い形になっているのが分ります。私が説明したのはこの部分までがトワイライトタイムに確認できるというわけです。
もう少しで(2013年)ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を米国は投入しますね、その際にラグランジュ点L2というポイント(150万km)に置きます、その際に地球の内合にポイントが一定周期で来ます、その時だけもしかすると満金が生々しく撮影されるかもしれません。

太陽だけが隠れ金星が見えている写真、トワイライトタイム
上で書いた満金が見えるというのは100%ではありませんが、太陽の真後ろに来た状態でトワイライトタイムに数十年に一度地球のある場所で満金に近い状態が確認できるという意味です。それがいつどこでなのかは計算式まで分りませんが、理屈だけ理解していただければと思います。地球からは100%の満金を見えないのです。
(見れない=物理的にみられない、のではなく見えないのです。昼間、満金状態の金星が青空の向うに存在している)
宵の明星、明けの明星として知られる金星、朝と夕方の太陽が昇り沈む前に登場する星、つまり「トワイライト・スター」。人類が太陽系の外洋へ探査機を送る時にいつも利用する星です。

木星へ行くには金星経由のほうが早く行くことができるのです、これは金星と太陽の引力を同時利用(スイング・バイ)するからです。金星の1年間は224日で「一日は243日」なのです
え〜? なんて思う人もいるでしょうね。
金星はなんと、地球とは逆に回転していて1回自身で回転するのに243日もかるということです。だから金星ではなかなか太陽が沈まないのですね。(だから水星より熱い)

日面通過時の太陽と比較できる金星
金星を日面通過時に太陽と比較すると、太陽は地球に比べていかに大きいかということを意識できる瞬間です。日面通過とは地球と太陽の間に金星がくることです。
なんで明け方と夕方?
では何で金星は明け方と夕方しか登場しないのでしょう?
それを口で説明するのは実は難しいのです。一言で言うと
地球の軌道より金星は内側にあるため
です。我々は星を見る場合はほとんどが地球より外にある惑星を見ますよね、夜にすっきり見えるのです。でも水星と金星は内側にあるため、太陽が見る時に邪魔をするんです。
解りやすい写真を左の様に作っておきました。
左のように地球から見て太陽の向こうに金星がある場合のみ、満月ならぬ「満金」フル・ビーナスが見えるのです。
これひとつとっても面白い現象と思います。
その場合、地球に太陽の陽が当たっている場所では、まぶしくて金星など見えませんが、朝と夕方だけ太陽だけが遮られ金星が見える位置に来るのです。地球からは「満金」はなかなか観測できません、というより見れないに近いわけです。(数十年に一度)
だから地球から撮影された「まん丸の金星の写真」はネット上には無いですよ、どこかは欠けて見える、それが金星なのです。
尚、地球と金星では軌道の傾きが違うためもっと複雑な現象が起きます、上での説明は最もわかりやすくしたケースです。
内合・外合の関係

地球から見た金星の目線
NHKが実験で見せていた地球から見える金星のテスト図です
真中が太陽です、太陽の周りをまわっている金星がどう見えるかは、この太陽の反射して地球に見えている部分です。
太陽の向う(外合)にあるともちろん見えませんが、外合でも横にある時に満金に近い形になっているのが分ります。私が説明したのはこの部分までがトワイライトタイムに確認できるというわけです。
もう少しで(2013年)ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡を米国は投入しますね、その際にラグランジュ点L2というポイント(150万km)に置きます、その際に地球の内合にポイントが一定周期で来ます、その時だけもしかすると満金が生々しく撮影されるかもしれません。

太陽だけが隠れ金星が見えている写真、トワイライトタイム
上で書いた満金が見えるというのは100%ではありませんが、太陽の真後ろに来た状態でトワイライトタイムに数十年に一度地球のある場所で満金に近い状態が確認できるという意味です。それがいつどこでなのかは計算式まで分りませんが、理屈だけ理解していただければと思います。地球からは100%の満金を見えないのです。
(見れない=物理的にみられない、のではなく見えないのです。昼間、満金状態の金星が青空の向うに存在している)
コメント
満金星
満金
更に説明を入れときました。ご参照あれ。
あまり深く考えず起りうる現象だけ見て
いただくとよいと思います。他にも色々ありすぎて
素人の私には説明は難しいです、気象条件なども
ありますからね〜
例えば地平線の上に雲がありその上に金星が
出てきた状態とか、雲にも反射光が当たっていない
状態で上に金星だけ出るシーンという場合もあるはずです
可能性の範囲は計算ではなく推測でしか書けませんが。
あまり深く考えず起りうる現象だけ見て
いただくとよいと思います。他にも色々ありすぎて
素人の私には説明は難しいです、気象条件なども
ありますからね〜
例えば地平線の上に雲がありその上に金星が
出てきた状態とか、雲にも反射光が当たっていない
状態で上に金星だけ出るシーンという場合もあるはずです
可能性の範囲は計算ではなく推測でしか書けませんが。
満金星
金星は内惑星であり、満金星となる構図を考えると、
普通には「太陽に遮られて見えない」と思うのですが、
見えそうな雰囲気で解説されているところもあり、
exp.
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/mercury_venus/mrcvns02.html
どっちが本当なのだろうと思って検索しておりましたら、
「コーヒータイム」さんの「金星のお話し」に遭遇しました。
> その場合、地球に太陽の陽が当たっている場所では、まぶしくて金星など見えませんが、
> 朝と夕方だけ太陽だけが遮られ金星が見える位置に来るのです。
> 地球からは「満金」はなかなか観測できません、というより見れないに近いわけです。
> (数十年に一度)
2つ、教えて頂けないでしょうか。
Q1. 「朝と夕方だけ太陽だけが遮られ金星が見える位置に来る」と云うのは、
日の出前の薄明や、日没後の薄明のことを言われているのだと思うのですが、
ただ、薄明の時に満金星が見られるのなら、それなりの頻度で見れることになりますね。
次のように読み取ればよいのでしょうか?
つまり、
「数十年に一度」の頻度で、日の出前の薄明(朝)や、日没後の薄明(夕方)に、
「太陽だけが遮られ金星が見える位置に来る」ことがあり、この時は満金星を見る(撮影する)
ことができる。
この(↑)理解で宜しいでしょうか。
Q2. どう云うメカニズムで、「太陽だけが遮られ金星が見える位置に来る」ことになるのでしょうか。
金星の軌道傾斜角は3.4°ほどあるのですが、
●
\
\
3.4°\
-----◎-----○ (黄道面)
● 金星
◎ 太陽
○ 地球
cf. 図では、大げさですが(誇張されておりますが)、3.4°の軌道傾斜角と思って下さい。
この図のように、金星が公転軌道面上で高い位置に来た時、
太陽が地平線の下に隠れても、金星は地平線の上に見える ... のかなと思ったのですが、
如何でしょうか?
金星の公転周期は225日、地球と金星の会合周期は584日。
多分、この他に金星の交点周期があり(交点周期です、交点です)、
更に、自分のいる場所(地平線)にて、地球の自転での朝 or 夕方と重なる頻度が、
「数十年に一度」なのではないでしょうか。
このように思ったのですが、如何でしょうか。
何か、ご示唆頂ければ、幸いです。
普通には「太陽に遮られて見えない」と思うのですが、
見えそうな雰囲気で解説されているところもあり、
exp.
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/vm/resource/tenmon/space/mercury_venus/mrcvns02.html
どっちが本当なのだろうと思って検索しておりましたら、
「コーヒータイム」さんの「金星のお話し」に遭遇しました。
> その場合、地球に太陽の陽が当たっている場所では、まぶしくて金星など見えませんが、
> 朝と夕方だけ太陽だけが遮られ金星が見える位置に来るのです。
> 地球からは「満金」はなかなか観測できません、というより見れないに近いわけです。
> (数十年に一度)
2つ、教えて頂けないでしょうか。
Q1. 「朝と夕方だけ太陽だけが遮られ金星が見える位置に来る」と云うのは、
日の出前の薄明や、日没後の薄明のことを言われているのだと思うのですが、
ただ、薄明の時に満金星が見られるのなら、それなりの頻度で見れることになりますね。
次のように読み取ればよいのでしょうか?
つまり、
「数十年に一度」の頻度で、日の出前の薄明(朝)や、日没後の薄明(夕方)に、
「太陽だけが遮られ金星が見える位置に来る」ことがあり、この時は満金星を見る(撮影する)
ことができる。
この(↑)理解で宜しいでしょうか。
Q2. どう云うメカニズムで、「太陽だけが遮られ金星が見える位置に来る」ことになるのでしょうか。
金星の軌道傾斜角は3.4°ほどあるのですが、
●
\
\
3.4°\
-----◎-----○ (黄道面)
● 金星
◎ 太陽
○ 地球
cf. 図では、大げさですが(誇張されておりますが)、3.4°の軌道傾斜角と思って下さい。
この図のように、金星が公転軌道面上で高い位置に来た時、
太陽が地平線の下に隠れても、金星は地平線の上に見える ... のかなと思ったのですが、
如何でしょうか?
金星の公転周期は225日、地球と金星の会合周期は584日。
多分、この他に金星の交点周期があり(交点周期です、交点です)、
更に、自分のいる場所(地平線)にて、地球の自転での朝 or 夕方と重なる頻度が、
「数十年に一度」なのではないでしょうか。
このように思ったのですが、如何でしょうか。
何か、ご示唆頂ければ、幸いです。
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私の質問(コメント)を見て頂き、これに対し対応してもらったのだと思いました。
大変、ありがとうございます。
昨日の時点では、もう一つ、コメントが承認待ちで入っていたので、
一応、このコメントを見てから、お礼のコメントを入れようと思いまして、
今日になりました。
個人的には、金星が外合し、軌道面で一番高い状態になった時、
日が沈んでも満金星として残っていて、その時に自分のいる地平が夕刻の時、
真性の満金星が観察できるのではないかと思っているのですが、
地球−太陽−金星がこのような状態になるのは、
金星の日面通過の周期とほぼ同じになりますので、百年近くの周期になりますので、
現実には、見れないのだと思います。
このようなことは考えないで、会合の周期だけでは、1年半毎に起こりますので、
その時、自分の位置が夕刻、または朝方であるかの頻度でしょうか。。。(?)
厳密にドンピシャリを除けば、地球の自転での自分の位置はそれ程問題にはならないかも知れませんね。
cf. 金星の軌道面と地球の軌道面(黄道面)の交点(昇交点・降交点)は、
月の場合の交点(白道と黄道の交点)が黄道上を少しづつずれて行くように動くのではと想像したのですが、
金星の交点は夏至と冬至の近くにあって、動かないようですね。
夏至の近くで降交点、冬至の近くで昇交点。
いろいろ、本当にありがとうございました。
大変、よく理解出来ました。
何かの節は、また、宜しくお願いします。